まずは開発環境から！Androidアプリ開発のいろは

Androidアプリを制作するためには

Androidアプリの開発とは、「こんなアプリがあったらいいな」というアイデアのもとに、Javaというコンピュータ言語で記述してプログラム化していく作業に他なりません。その際に必要となるのが、「Android SDK」と「Eclipse」という開発環境です。必要になると言っても、インターネット上で無料でダウンロードすることができるのでご心配には及びません。また、Windows、Mac、Linux、どのコンピュータ上でも動作する強みもあり、やる気さえあればどなたでもすぐにAndroidアプリ開発の世界に入門することができます。
それでは、各種データのインストール手順を具体的に見ていきましょう。

Android SDKとJDKのインストール

Android開発者向けのサイト・Android developersのウェブサイトにアクセスし、「SDK」のタブをクリックしてダウンロードページに移動してください。Windows版やMac版など様々なタイプのSDKが用意されているので、自分の環境に合ったものを選択します。
ダウンロードしたzipファイルを解凍すると、SDKのファイルが出てきます。そのフォルダを任意の場所に移動させたら、SDKフォルダの「tools」フォルダにパスを通しましょう。Macの場合は.bash_profileにパスを記述、Windowsの場合はマイコンピュータからシステムの環境変数ダイアログを表示させ、Pathを選択してtoolsフォルダを配置したパスを追加します。
Macの場合JDKは標準搭載されていますが、Windowsの場合はOracle社のサイトにアクセスしてJDKをダウンロードする必要があります。

EclipseとADTプラグインのインストール

まずは、Eclipseのダウンロードページにアクセスしましょう。様々な種類のパッケージがあってどれを選んだらいいのか混乱するかもしれませんが、その場合は「Eclips IDE for Java Developers」を選択してダウンロードしてください。
英語が得意な方ならそのまま使用しても構いませんが、苦手な方は日本語化して使用しましょう。EclipseのHelpメニューから「Install New Software」を選択。Installダイアログの「Add」をクリックし、Name欄に「Babel Update Site」、Location欄に「http://download.eclipse.org/technology/babel/update-site/galileo」を追記してサイト登録を行います。「Work with」で登録サイトを選択し、「Babel Language Packs in Japanese」をチェック。指示に従って言語パッケージをインストールしてください。
次は、ADTプラグインのインストールです。EclipseのHelpメニューから「Install New Software」を選択。Installダイアログの「Add」をクリックし、Name欄に「Android Plugin」、Location欄に「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」を追記してサイト登録を行います。「Work with」でさっき登録したサイトを選択し、「Android Plugin」をチェック。指示に従って「Developer Tools」をインストールしてください。

各種設定とエミュレータの起動

EclipseにSDKのパスを指定しましょう。Macの場合は「Eclipse」メニューの「環境設定」を、Windowsの場合は「ウインドウ」メニューの「設定」をクリックしてください。ダイアログの左側に表示されている「Android」を選択し、「SDK Location」にAndroid SDKを配置したパスを指定してください。
続いて、アプリ開発に必要なコンポーネントをダウンロードします。「ウィンドウ」メニューの「Android SDK and AVD Manager」を選択。「Availabe Packages」をクリックして、表示されたコンポーネントを全てダウンロードしましょう。
これでAndroidアプリ開発環境の準備完了です。