Androidアプリの作り方
アクティビティはAndroidの画面にあたり、ユーザが操作する画面と操作に対する処理を行います。何かが画面に表示されるアプリは必ずアクティビティを持ちます。ボタンやリスト、Webページ、3Dグラフィックスなどを表示しようと思えばそれぞれがアクティビティが必要になります。Windowsでは画面にあたるのがウィンドウですが、これと比べると状況に応じて分岐するような遷移状態を持つ、インスタンスの保存や復帰ができる、Android OSのタイミングで強制終了・再起動されることがあるという違いがあります。少し難解な存在ではありますが、Androidのアプリ開発においてアクティビティに対する理解が要となります。アクティビティの遷移状態は複雑で、途中で分岐していたり循環されていたりしています。先ほどアクティビティとウィンドウの違いで「強制終了される」ことをあげましたが、これはアクティビティがonPause、onStopの状態で他のアプリにメモリが大量に必要になった場合などに起こります。Androidアプリの開発ではアクティビティに対する理解が重要で基盤となっています。このような仕組みはWindowsアプリを開発するときとは大きくことなるので難しいと感じるかもしれません。
作成したAndroidアプリのアクティビティの動きを確認するにはDalvik Debug Monitor Service(ddms)を用います。ddmsはアプリ開発の必須ツールです。ddmsのログウィンドウにデバックメッセージを表示させるようなコードを追加することで、デバッグメッセージやAndroid OSが出力するエラーメッセージが表示されます。開発中のアプリが異常終了した場合もメッセージが残り問題解決の手がかりが掴めます。これを使ってアクティビティの遷移状態を確認することもできます。エミュレータを用いてアプリを起動するとddmsのログウィンドウにメッセージが表示されます。アプリを実行しているときにはonResumeとなっているはずです。ここでホームボタンを押したらonPauseと表示されるようになり、再びアプリを実行するとonResumeに戻るのが確認できます。このようなアクティビティの遷移にも注意しながらアクティビティのリソースを管理すると、よりよいアプリが開発できるようになります。アプリにもよりますが気をつけることの例としては、1画面に1アクティビティとする、強制される前提で考える、アクティビティをまたいでリソースを使わないなどがあります。経験的にこれらに気をつけることでより実装がすっきりとした印象になります。Androidのアプリ開発をする際には、アクティビティの遷移を理解した上でこれらを意識して開発、修正するようにしてみてください。
GooglePlayではアクセス解析もできるようになっていて、流入経路やアクセス数、新規ユーザー数など、アプリダウンロードにいたるまでの各種データを知ることも可能です。個人のAndroidアプリ開発で収益を上げようとするならば、取引市場となるGooglePlayについてまずしっかりと理解したうえで、アクセス解析データをしっかりと分析し、プロモーションの最適化やアプリ自体のアップデートなどを繰り返すのが鉄則です。 GooglePlayのアクセス解析の詳細を見る
スマホユーザーなら、すぐにイメージできると思いますが、AndroidもiPhoneも、スマホアプリをダウンロードする際はユーザーのレビュー(評価)が見られるようになっています。高評価のレビューが多ければ、GooglePlay上のランキングも上がり、ダウンロードする人も安心してダウンロードしてくれますが、レビューが悪くなるとランキングも下がります。アプリ開発で収益を上げたいならレビューは重要なバロメーターであり、無視できない部分です。 Androidアプリのレビュー評価の詳細を見る
Androidアプリ開発は、世界的なスマホ普及を背景に高い需要を誇り、将来性も有望です。個人利用から企業活用まで幅広いニーズが存在し、OSの進化や機能追加に伴う継続的なアップデート需要も市場を支えています。Androidスマホの高い保有率は、今後もアプリ開発の需要が衰えないことを示唆しています。 気になる将来性の詳細を見る